最強の教材

あおぞら学校は、ゲームが教材として認められている学校です。

まだまだ日本だと「学校でゲームなんてしていいの!?」という方が多いですが、ゲームは教材のひとつとして、ものすごくたくさんの学びが詰まっているものです。

あおぞら学校では、読書、スポーツ、音楽、映画、勉強などと同じ「活動」のひとつとして生徒たちはゲームをプレイしており、ゲームだけを悪者のように見て制限したり禁止したりということは一切ありません。あおぞら学校では「学び」としてゲームを選択することは自由です。

スタッフをしていて常々思うのですが、正直こんなに総合的に「学び」を兼ね備えた教材って他にあるのか??と思います。

例えば、「あつまれどうぶつの森」略して「あつ森」というゲームの中には、国語算数理科社会プラスαが全部詰め込まれています。

生徒の一人は「あつ森を始めてから文字を読むことに慣れてきた」と話していました。

また、「スマッシュブラザーズ」略して「スマブラ」というゲームがあります。

上の写真のような感じで、3歳から大人まで男女一緒にプレイをします。最大8人までプレイができます。

「みんなでゲームをする」という行いの中には、これでもか!という量のたくさんの学びがあります。

「みんなで」となると会議で話し合わなければいけないことはすごく多いのです。

例えば、

  • 何時に集まるか
  • 何時までやるか
  • 年下の子への配慮(どんなハンデが良いか)
  • ゲームの基本設定の調節
  • 順番、チーム分け
  • どんなことが反則になるのか
  • 途中で抜けたくなったらどうしたらいいのか

などなど、一緒にプレイするメンバーによって出る結論も様々で、プレイ後には反省点や改善点の話し合いをこれまでに何度もしてきました。

ゲームに関する会議の内容は、「みんなが気持ちよくプレイするためには」という目標があります。これはゲームに加わる人も加わらない人も、大人のスタッフも、とにかくみんなのためにこのような話し合いをしています。その中で「相手を思いやる」という精神が自ずと生まれることになりました。

あおぞら学校のスタッフをして気付きましたが、「みんなでゲームする」ということがこれほど人と人とを素敵に繋ぐんだということを実感しました。

ということで、あおぞら学校のスタッフ経験から、ゲームの良さは語り尽くせないほどあるのです。これほどに最強の教材は、今まで生きてきた中で出会ったことはありません。

 

ですが、

ゲームを我が子に与える際に、絶対に大人がしなければいけないことがあります。

超重要です!

それは、「一緒にプレイすること」です。特に10歳以下のお子さんには必須です。

大人が一緒にプレイすることで、ゲームの楽しみ方を子どももよく理解できますし、学びの量も多くなります。パパママが同じ喜びを共有してくれることは、子どもにとっては最高に幸せなことです。

つまりは、親が一緒にプレイすることがとてもとても重要なのです。←ここテストに出ます!!!

考えてみれば当然のことです。どんなに優れた教科書やドリルも、ただ与えただけでは機能しません。ゲームという世にも優れた教材もそれと同じです。

ですが、この教材の正しい使い方や、本質的に学び、楽しむ方法を教えてくれる大人が少な過ぎるのが現状です。

余談ですが、スタッフ自身が子どもの頃、ゲームは大好きでしたが、ゲームを通しての人間関係には苦い思い出があります。

例えば、ゲームが下手な人は悪口を言われたり、仲間外れにされたり、負けるとバカにされたり、勝つと嫌味を言われたりしました。テンションが上がりすぎて言葉遣いが乱暴になる人もいたり、周りの人が嫌がるプレイに出たりする人もいました。

私自身はそもそもゲームをあまり買ってもらえず、友達の輪の中に入れなくて辛い思いをしたことがたくさんありました。いざ友達とゲームをした時には、調子に乗って悪ふざけをしてしまったこともあります。

というわけで、当時の私は未熟なりになんとなく思うようにでプレイしていたものでした。それはそれで楽しいのですが、未熟な者同士でゲームをするので、当然、人間関係で問題が起こってしまいます。いじめに繋がることもあり得るでしょう。

しかし、これが少年野球となるとガッチリ大人が面倒を見てくれます。今でこそ思いますが、少年野球もコーチや監督がいなければ、まだ幼い子どもたちだけでスポーツマンシップに則り、チームの絆を育み、お互いを高め合うなんてことはできません。

eスポーツというくらいですから、ゲームにもスポーツマンシップならぬ、eスポーツマンシップが必要で、そのことについて周りの大人がきちんと伝えることが必須なのです。

子どもがゲームをする際に、大人の介入が必須なんだということも、あおぞら学校のスタッフをしながら気付きました。あおぞら学校でも、ゲームについてのルールやマナー、反省点や改善点を会議で話し合わなければ、様々な問題が起こることはあり得ます。

スタッフ家族も、あおぞら学校以外の時間帯も度々息子たちと一緒にプレイします。付きっきりでずっとというわけではなく、何時から何分間、どのゲームのどの部分をするかを相談してからすることが多いです。

例えば、ポケットモンスターの最新作は買った直後は一緒に付き合いましたが、1週間後には1人でプレイできるようになり、一緒にはプレイしなくなりました。しかし、やり進めると1人ではわからないところにぶつかるので、その時は一緒にプレイしました。一緒にやってみて攻略本があった方がやりやすそうだったので、それも購入して、攻略本の見方なども一緒に確認しました。

ゲームを通して我が子と関わることは、親としてもとても楽しいです😊 自分自身はゲームの知識は一般かそれ以下ですが、それでも「一緒に楽しむ、一緒に考える」ということが一番の教育になっているように感じます。

また、自分自身が子どもの頃よりも、今のゲームは数段優れています。昔より「教材」としての機能が高まっているのです。

さらには、今のゲームは女性が楽しめる要素もかなり織り込まれています。一般的に、女性より男性の方がゲームが上手で強いイメージがありますが、女性目線でこの最強の教材の扱い方を、お子さんに伝えることもまた必須だと個人的には感じます。

なので、ぜひともパパだけでなく、ママも一緒にプレイしてみましょう。

繰り返しますが、今のゲームには多様性があり、昔とは比べ物になりません。もし「昔やってみたけどゲームには興味を持てなかった」という方がいたら、今一度プレイしてみて、改めて判断いただきたいと思います。

親である私自身も、子どもたちに購入したゲームは自分1人でもプレイしています。ただ、スプラトゥーン3という大人気ゲームは、画面酔いをしてしまうため私は苦手でできませんが、妻がやってくれています。

ゲームによって得意不得意、好き嫌いはありますが、ただ買い与えるだけ、ということはしないようにしています。

親がゲームをプレイするということは、子どもたちが正しくこの教材を使いこなすためにとても重要で欠かせないことなのです。

 

ところで、2020年に香川県にゲーム条例というものができました。ゲームは平日は1日60分、休日は1日90分までとするものです。これはWHOでゲーム依存が疾病と認定されたことを受けてのことだそうです。

条例にされると大きなお世話だなぁ😅と思ってしまいますが、もしも、この1日1時間のゲームの時間をパパママとじっくり過ごせたら、お子さんの心はかなり満たされると思います。

任天堂Switchは、ポータブル画面でも対戦や協力プレイができるので便利です。テレビに繋ぐことももちろんできます♫

10代以上のお子さんは1人でゲームをしたいというお年頃ですが、それでも隣で同じようにゲームをしている人がいること、その人がパパやママであることは心地良いことこの上無しなのです。

↑こちらの画像はCMから拝借しましたが、我が家ではよくある光景です。別々のゲームであっても、隣同士でプレイするのも心地良く、楽しいものです。

というように、仮に1時間と決めて、その時間をゲームを通して親子時間を過ごせたら、この条例は素敵に作用するだろうと思います。

ただし、無闇に「制限」を設けるということについては個人的には反対です。時間制限を設けただけでは、子どもにとっては迷惑条例になり得ます😅

因みに、スタッフが我が子たちとゲームをするのは大体30分くらいです。大人と一緒にプレイするのはそのくらいで十分に満足してくれます。

 

最後に、ゲームをやり過ぎると視力が悪くならないか、ということについてです。

またまた余談ですが、私は大学受験の時に視力が1.5から0.1まで下がりました。受験勉強が結構なストレスで、それでもやり続けたことで、1年間で一気に下がってしまいました。

個人的には「ゲーム」「勉強」「読書」というよりは、「ストレス」「見たくないもの」が視力低下の原因なのではないかと肌で感じています。

夫婦喧嘩の絶えないご家庭のお子さんの視力が低い、と語るお医者さんのお話も聞いたことがあります。

また、一度視力が下がったとしても、視力回復をサポートするセッションがあります。

私自身もこのセッションを受け、0.1→1.0

妻は0.05→0.5

になりました!じわじわとですが、数値的には10倍も変わりました。まだまだ回復していきたいと思い、日々精進しています。

視力は一度悪くなると戻らないという意見もありますが、実体験からそのようなことはありません。ゲームをしたから視力が下がるということも信じていません。

視力回復をサポートするセッションはあおぞら学校で受けることができますので、視力回復に興味のある方はお問い合わせください😊